1945年、ドジャース球団のGMリッキーは、黒人選手ジャッキー・ロビンソンを傘下のチームに入団させる。リッキーの教えと、妻のレイチェルや黒人記者スミスの支えを力にし、初の黒人メジャーリーガーとなる。チームメイトはジャッキーを拒否する嘆願書にサインするが、監督がすべては実力だと撥ね付ける。ジャッキーは俊足と打撃力で大活躍を果たすが、激しい野次を浴びせる相手チームの監督や、試合を拒絶するチームまで現れ、心ない野球ファンからは脅迫状が届く。変化は、チーム内から起き始める。シンシナティの試合で、地元出身のリース選手がジャッキーと肩を組む。いつもひとりでシャワーを浴びるジャッキーに、ブランカ選手が声をかける。皆、ジャッキーの素晴らしいプレーと、やり返さない勇気に感銘を受けていた。そして、首位のドジャ-スとカージナルスとの優勝争いが佳境を迎えようとしていた…。
4月15日。その日、大リーグではグラウンドにいる全員が背番号「42」をつける。どのチームの、どの選手も。敵も、味方も、関係なく。「42」それは、大リーグで唯一の、全球団共通の永久欠番。黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンなくして、人種の違うMLBプレーヤーの活躍はあり得なかった。
新しい世界を切り開いた男たちの、実話に基づく物語。
<監督>
ブライアン・ヘルゲランド
<出演>
チャドウィック・ボーズマン、ハリソン・フォード、ニコール・ベハーリー
アメリカ/128分